2022年2月28日月曜日

天真療法と治癒力

 天真療法の絶対安静

肥田強健術の中の天真療法がある。どのような療法なのか?簡単に言ってしまえば絶対安静ということである。人間知識で思っていても中々できるものではない。只、寝ているだけなのですが?余程の覚悟が必要である。好転反応で少し様子が悪くなると医者に飛び込んでしまう。
天真療法は宇宙の法則に即した治療法であり、中性力を使っている。宇宙の永遠なる生命の法則である。人間は宇宙のバランスの中で生かされている。この事を忘れ、自分勝手に生きて不調和を自分で作り出している。
自然体休養姿勢でいると宇宙とつながると肥田先生は云われている。天真療法は宇宙力を使う療法であるということである。カミナリも地下の中心から起こるように人間のエネルギーも自分の裡から、中心から起こってくるのである。治癒力とはバランスのことであり、陰陽のバランス、中性力が生命力であり、生命力はこのバランスから無限大のエネルギーが生まれてくる。形あるものにはすべて中心を持っている。其処がエネルギーの根源になる。肥田式はこのエネルギーの根源にタッチしようとする鍛錬である。只の肉体運動ではないのである。
肥田先生が教えてくれているのは自分の中に無限の生命エネルギー、知恵が眠っている。これを自分で内なる井戸を掘り、人生に使いなさいというメッセージが託されている。
この井戸は枯れることはない。永遠の井戸であると。中心力が肉体を動かしている。自分は肉体なのか?中心力なのか?中心なるものが自分であると気づけば悟りである。
幻の肉体を幾ら鍛えても現象であり、現象の裏にある本質を理解することである。
肉体を自分だと思ってしまうから悩むのであって、中心力、生命が我だと知れば悩むことは無くなる。


2022年2月27日日曜日

肥田式で何を学ぶのか?

肥田式で学ぶべきものは何か?

肥田先生が自分で編み出した強健術を他人が同じように真似ても肥田先生と同じように能力は出ることはない。型、形の中には何の力もないからである。肥田先生は必死の覚悟で実験し鍛錬を行い、生み出されたものだからです。肥田式は肉体鍛錬の正中心と宇宙の法則の聖中心道の2つの体系を造られている。肉体は意識で動かされるもので、肉体だけを幾ら鍛練しても効果は期待できない。どのように鍛錬に臨むのかの初動で決まってしまう。肥田式だけではなく、すべてにおいて同じである。本人の意識レベルで上達するか、しないかは決まる。
幾らわかりやすく本に書いたとしても理解できない。習う姿勢が決めるのであって幾ら型を正確にしたとしても身につかない。著書に書かれている内容はその波動領域に入って理解できるものである。
肥田式の骨子は肉体の中心を作ることで無限なる生命エネルギーを機械的に取り込もうとするものである。エネルギーは外ではなく、裡にある。
宇宙の中心は裡にある。すべての見えるもの、見えないものの生命エネルギーは裡に無限大のエネルギーを秘めている。
肉体には何の力もない。内なる生命エネルギーによって動かされている。
生命エネルギーが自分なのか?肉体が自分なのか?である。自分で自分を確認をして行く。
キリストが云っている。
肉に生きるは死  生命に生きるは永遠。
肥田先生も同じようなことを云われている。
中心の鉄扉を開かずして 生涯を終わるものは
  米を抱いて餓死するが如し。
肥田式は人それぞれの想いで無限なる中心の井戸から全知全能の知恵と力を汲みだす。人それぞれの肥田式で中心の井戸から無限大の知恵と力を汲み出す。エネルギーとは知恵であり、力である。その力は内からしか汲みだせない。故に肥田式は万芸の泉なのである。
形を真似ても身につかない。腹は作るのではなく、造られてくるのである。言葉の背後にあるものを感じ取って頂ければ幸いです。