肥田式で学ぶべきものは何か?
肥田先生が自分で編み出した強健術を他人が同じように真似ても肥田先生と同じように能力は出ることはない。型、形の中には何の力もないからである。肥田先生は必死の覚悟で実験し鍛錬を行い、生み出されたものだからです。肥田式は肉体鍛錬の正中心と宇宙の法則の聖中心道の2つの体系を造られている。肉体は意識で動かされるもので、肉体だけを幾ら鍛練しても効果は期待できない。どのように鍛錬に臨むのかの初動で決まってしまう。肥田式だけではなく、すべてにおいて同じである。本人の意識レベルで上達するか、しないかは決まる。
幾らわかりやすく本に書いたとしても理解できない。習う姿勢が決めるのであって幾ら型を正確にしたとしても身につかない。著書に書かれている内容はその波動領域に入って理解できるものである。
肥田式の骨子は肉体の中心を作ることで無限なる生命エネルギーを機械的に取り込もうとするものである。エネルギーは外ではなく、裡にある。
宇宙の中心は裡にある。すべての見えるもの、見えないものの生命エネルギーは裡に無限大のエネルギーを秘めている。
肉体には何の力もない。内なる生命エネルギーによって動かされている。
生命エネルギーが自分なのか?肉体が自分なのか?である。自分で自分を確認をして行く。
キリストが云っている。
肉に生きるは死 生命に生きるは永遠。
肥田先生も同じようなことを云われている。
中心の鉄扉を開かずして 生涯を終わるものは
米を抱いて餓死するが如し。
肥田式は人それぞれの想いで無限なる中心の井戸から全知全能の知恵と力を汲みだす。人それぞれの肥田式で中心の井戸から無限大の知恵と力を汲み出す。エネルギーとは知恵であり、力である。その力は内からしか汲みだせない。故に肥田式は万芸の泉なのである。
形を真似ても身につかない。腹は作るのではなく、造られてくるのである。言葉の背後にあるものを感じ取って頂ければ幸いです。