生きている内の成仏できなければ死んでは成仏できない。何故?
宇宙は神であり、意識界であり、神意識である。
意識の状態なのである。
宇宙は見えない生命意識、見えない生命が原因で、現象を顕わしている。本源本質は生命意識である。見えない生命意識だけが実在している。現象である見える物は仮想であり、実在はしていない。見えない生命を顕わす為に仮想として現れているに過ぎない、見えるものの中に見えない生命が宿り、見える現象は生命を顕わす為に現象化しているのである。
外なる見える現象の形の人間をあると信じてしまうと生老病死の四苦に囚われてしまうため、本来の自分に戻れなくなってしまう。本来の我は実在の空、生命なのである。
生きている内に成仏できなければ死んでは成仏できないというのは仮想の意識から実在の意識には戻れないということである。成仏とは仏になると書く。お釈迦様は汝の裡なる自灯明、法灯明を主としなさいと云われている。この自灯明、法灯明が仏なのである。
死んで仏になるのではないということである。
汝の仏は汝自身なり。汝の神は汝自身なり。すべては内にある。青い鳥である。