宇宙は1つの生命体であり、すべての根源である。
神理は1つ。1つなる生命が万象万物を現象化させている。すべてのすべてありてあるものは1つなる生命である。
仏陀は色心不二ということを云われたのか?
現象は見えない生命の現われであることを示された。その意味は?
原因、結果の法則のことを云われている。原因は造り主、結果は被造物。造り主と造られたものは同じもの。原因は永遠なる生命体、結果も同じ永遠なる生命体である。現象の中には永遠なる生命が宿り生命を維持している。
現象はエーテル質料であり変化してしまうが、生命は永遠である。現象が自分ではなく、現象を顕している生命が本当の自分であることをこの色心不二という言葉で示された。
見える現象は変化して止まない諸行無常の世界。不増不減、不生不滅ではあるが、現象に囚われると生老病死の現象の四苦に囚われ、持て遊ばれてしまう。本来の我は永遠なる我であるのに。本当の我は我が裡にあることを知りなさいと。
仏陀は慈悲の心、キリストは愛ということで生命の法則を説かれている。宇宙は1つなる永遠なる生命体であり、万象万物はその中で生命が生きている。意識を外に向けると自縛。内に向けると永遠。キリストが「肉に生きるは死」と云われていることもこの事である。何処に意識を向けるかである。色心不二は原因、結果の法則でもある。
日本語は真理を顕す言葉である。真理は1つである。
色心不二、天地一体。表裏一体。霊肉一体、自他一体。これが真理です。