人間というのは因果の法則で結果次元である。実在はしていない。現象なのである。
この世は現象界であり、見えない顕しているものは見えない世界である。幻想の世界である。
幻想の世界の中に居る人間が顕しているものを感じることは難しいのである。
現象界にいるものは本当の自分に気づくことは非常に難しい。現象の中にその現われがあるのであるがこれには中々気づかない。
これを示してくれているのが、ブッタであり、キリストであるが、これを引き継ぐものが居なかったために道を閉ざしてしまった。現象、現象からしか見ることができなくなってしまった。宇宙は1つなる生命体であり、1つなる生命体が万象万物を現象化させている。
人間も現象なのであるが、人間は特別な存在で自分は生きていると錯覚している。
人間は万物の霊長と云われている。すべては霊なのである。霊が形を止っているだけなのである。霊は生命である。
見えないものが現象という見えるものを顕していることを信じない。見えるものだけしか信じない。バイブレーションの低い見える世界から見えない高バイブレーションを理解することは非常に難しい。すべては想いが見える現象を顕しているのに。