見えるもの、見えないもの2つで1つである。
宇宙には原因、結果の法則がある。原因は見えないエネルギー、結果は質料にエネルギーを宿した見えるエネルギー。色心不二である。
見えるものはすべて現象であり、結果であり幻である。人間は見える姿、形を自分だと信じて疑わない。故に影、幻に本来の我が動かされてしまう。このことをお釈迦さんが解明してくれている。今もこのことに気づく人がいない。生老病死の四苦から今だに抜け出すことができない。
真理を理解して伝える人が出てこなかった。今これが理解し、伝える人が現れ、それを伝えようとする人達が出てきている。この仮の宿でお金儲けに来ているのではない。真理を理解し、本来の自分に気づく為である。答えは全て裡にある。「中心の鉄扉を開かずして生涯を終わるものは 米を抱いて餓死するが如し」である。人間に生まれて来ても死んでいるようなものであると。キリストも云われている。この世は死人だらけであると。