表裏一体とは
表裏一体。自他一体、天地一体、霊肉一体。このような言葉が出てくるのか?
宇宙は1つなる生命体であるということである。
「すべてのすべてありてあるものは1つなる神である」ということが聖書にも書かれている。モーゼの十戒の最後のことがにも出てくる。見えるもの、見えないものすべて1つなる生命体である。お釈迦様も同じことを云われている。色即是空、空即是色、色心不二と。
見えるものは見えないものによって動かされている。人間は見えるものだけに囚われてしまい、見えないものの現われとして捕えられないために、すべては1つなるものの現われであることに気づかない為に争いの世界から抜け出せない。すべては1つであることを知れば争いはなくなる。見えるものは必ず消え行く存在であり、永遠なる生命体の中で有限なる生き方をしてしまう人類。生命に生きる。永遠なるものに生きる。見えないものに生きることを忘れてしまっている。お釈迦様が色心不二と云う真理を示されても現象に囚われているものには伝わらなかった。インドから中国、日本に仏教が伝わってもこの本質が抜け落ち、形骸化した形だけで真理は伝わらなかった。この宇宙真理が閉ざされてしまった。すべては1つということは永遠と云うことである。見えるものの中に見えない真理が宿っている。真理が見えるものを動かしている。見えるものが動いているのではない。すべては空生命によって見えるものは動かされている。