2021年11月13日土曜日

天寵無限とは

肥田先生は「天寵無限」と云う言葉を使われる。天の恵みは無限大であると。
酸素は無料のエネルギーであると云われる。人間はエネルギーによって肉体を維持している。肉体を動かしているのはエネルギーであり食べ物を食べるのもエネルギー補給である。
肥田先生はかや棒と云われ新陳代謝に目を向け、虚弱体質な肉体を健全な肉体に改造させて行かれた。その改造運動法が肥田式強健術である。肥田先生は特別な人ではなく同じ人間である。
自分の虚弱体質な肉体を命がけで必死の気により戻された。肥田先生は虚弱体質な人間であっても元に戻す事ができることを自らの実験で実証された。道を切り開いてくれたのである。
中心バランスを取ることでエネルギーが入り、心身をより強化させることが出来ることを。
当時は7年で細胞が入れ替わると医学書に書かれていたが、2年半で肉体を改造させてしまった。
人間は細胞の新陳代謝によって肉体を維持している。この新陳代謝が滞ると細胞分裂が遅れ、病氣を引き起こす。新陳代謝が遅れる理由は新陳代謝で使うエネルギーを不安、恐怖等に使ってしまう為に新陳代謝が遅れる。病氣は気の病である。気とは心である。気心である。肥田式の鍛錬が心身強健術と云われる訳はここにあります。肉体の中心をとる事で中の心、中心を正常に戻す。中心とはバランスの事でバランスは生命である。中の心のエネルギーによって肉体は動かされている。
肉体が自分なのか?心が自分なのか?
キリストは肉に生きるは死、生命に生きるは永遠と云われている。
今の医療が何故病気になるのかを追求しない限り、病気は増えても少なくなることはない。
中心バランスが生命であり、このバランスを整える事で病氣にかかりづらくなる。エネルギー不足、アンバランスが病氣を引き起こす。天寵無限とは中心バランスをとる事で無限大のエネルギーが肉体に注がれる。しかも無料のエネルギーである。天は内にあるのか?外にあるのか?
肥田式の鍛錬はこの中心力を肉体を通してエネルギーを注ぐ鍛錬である。