腹に力を入れてしまうと動くことができない。腹は腰でつくって行く。肥田式で云われている腰腹同量という意味は動きの中で中心から力が抜けないようにする。これが健康の秘訣であり、人生を活かす秘訣です。
腰腹同量、中心バランスを取ることでエネルギーが満ちてくる。エネルギーは外から入ってくるのではなく内から満ちてくる。鍛錬の中で椅子運動法を積極的に取り入れているのは肥田先生が軍隊で仕事をする時、休まずに仕事をしなければならない状態の中ででより良く、脳を活性化させ、仕事が効率よくする為に椅子運動法をつくられた。現代人もデスクワークが多い為、腹に力が入らないで仕事をしていると能力も出ないし、血流が鈍り疲れてしまう。多いに活用されると良いと思います。実験済みの運動法ですので確かなものです。椅子運動法は肥田式の本の中に掲載されておりますので興味がある方は覗いて見て下さい。
日常の中で腹に力が入っているといつも心がウキウキしてくる。歩く時も腰腹同量で歩く。この腰腹同量の動きが斜腹筋の動きなのです。人間の動きは4つの動きから成り立っている。この動きは全て下半身リードで動かす。腰腹同量で動かす。中心力10,部分力9の動きになる。真理は単純なものである。この動きしかないのである。色々な動きの基本ベースが斜腹筋なのです。
腰腹同量で歩く時、歩きながら健康になっているのです。特別な事をしなくても良いのです。身体の使い方を知っていれば、能力も引き出せるし、治し方も自然とわかってきます。
健康は外から持ってくるのではなく、内からエネルギーを引き出す。中心力は外にはない。内にある。