無限の中に有限なるものは存在しない
宇宙は無限生命体であり、1つなる生命体である。
無限とは限りがない、1つということである。
無限の宇宙の中に見える万象万物が存在している。
これは実際にあるのか?1つの生命体の中には見えるものは存在しているとすれば、無限生命体にはならない。永遠なる生命体ではなくなる。見えるものはすべて現象であるということになる。
惑星と云う字は惑わす星と書く。実際には実在はしないものであるということになる。
万物も然り。人間も然り。見えるものすべて現象である。すべて無限生命の現われとして見える現象として見えている。この見える現象は1つなる生命の化身になる。
現象は消え行く存在であり、変化し空の元の状態に変化してしまうものである。
人間はこの消え行く姿、形をあると見間違いを起こし、消えてしまうものをあると信じ、生老病死の四苦に捕まってしまう。ないものをあると信じ、悩み多き人生を自分で納得し、波乱万丈の世界を楽しんで生きようとする。
ないものをあると思う心で生きると気づくまで、輪廻を繰り返さなければならない。
無限生命の中に居りながら、敢えて有限なる生き方をしてしまう。