宇宙は1つなる完全なる全知全能の生命体
見えるものはすべて宇宙の生命体が宿り、永遠なる生命体を現象化させている。
生命体が見える現象ごとにあるのではない。あるとすれば宇宙は成り立たない。人間の細胞体もこれほど精妙に造られている。人間が作ったのではない。人間はこれを解明しているだけでいるにも関わらず、自分が作ったと思い違いをしている。
宇宙は1つなる生命体であり、無限の生命エネルギーを現わす為にそれぞれの形態を造って生命活動をしている。人間は1つなる生命を現わす器、道具に過ぎない。
宇宙は1つなる完全なる生命体であり、中性の生命体である。
人間は宇宙から見ると見えない塵のようなもので、存在すらもわからないくらい、微細な細胞体である。宇宙は1つの細胞体であり、宇宙全体の中に見えない細胞である。人間の細胞も宇宙と1つで生命活動をしている。人間細胞は宇宙の法則で動かされている。
現象面で生きる人類は見える片側で生きるため、バランスを崩す。1つとして生きれば永遠なる生命で生きることができるものをアンバランスで見えるものだけに生きる為にバランスを崩す。文明が発達するとアンバランスがバランスを取ろうとして天変地異で元にもどざれてしまうのである。宇宙は完全バランスであり、永遠なる生命であり、その中に存在しているものは永遠なはずである。見える現象は変化して止まないが見えるものがなくなることではなく、変化しているだけに過ぎない。人間はこの現象に生きてしまう為に形がなくなることを死と呼び疑いもなく、仮相の現象に生きてしまっている。宇宙は1つなる無限生命であり、現象に生きるから生老病死の四苦に悩まされてしまう。1つのものを分離させる為にバランスを自ら崩し現象の肉体に生きてしまう。バランスが生命であることを忘れている。中性が生命である。
昆虫達のように青虫から蝶に脱皮しなければならない。この世はその為の仮の宿、浮世である。肉体の我から中性の我の本宿に戻る為の現象界である。