人間はこの争いの世界から抜け出せないのか?
十戒の映画の最後に出てくる言葉がある。「すべてのすべてありてあるものは神である」すべては1つなる神、生命である。宇宙は1つなる生命体である。1つなる生命が様々な形態を造り生命活動をしている。日本でも八百万の神と云っている。1つなる生命が八百万の神の化身を造り、その中に宿っている。すべては1つなる生命の現象である。現象は実在していない。消え行くもの、変化してしまうものに人類は気づかず、この見えるものをあると信じ、奪い合いをする。聖書に書かれていてもそれを信じない。宇宙は1つなる波動の世界である。見えない神のバイブレーションが見える姿を現す。神の化身の現われの世界である。この世の見える世界での財も低バイブレーションの世界で使う道具であり、高バイブレーションの世界では必要としない。この世は生きる世界ではなく見えるものの中に宿る神の波動と一体となることで波動を上げ、現象界から離脱して行く仮相界、俗世、仮の宿である。波動を上げることができなければまたこの世界に舞い戻ってしまう。現象界から卒業できない。
宇宙は陰陽の法則で永遠なる生命活動をしている。人間は一番偉いと思っているが宇宙生命の中の目に見えない細胞体である。それを我もの顔で振舞っている。見えるものは現象であり、その消え行く中で争いを起こし、同じ生命体を殺し、仮相の世界に生きている。
見えるものが消え行く現象であることに気づくことができれば争いはなくなる。
争いをすればするほどこの地獄界から抜け出すことができなくなるこが理解できない。宇宙は絶対バランスであり、永遠なる生命体である平安なる世界にアンバランスの波動の低い人間は入ることはできない。天地一体、すべては1つである。見えるものの中に見えない神の波動が見えるものを現わしている。これに気づき、この波動と1体となり、現象界から離脱して行く。死んで天国に行くのではない。天国、地獄は意識の状態である。生きている内に解脱、成仏できなければ死んでは成仏できないと。こ゚の低波動の現象界から抜け出すか、抜け出さないかは本人の自由意志に任されている。誰かがやってくれる訳ではない。自分でやるかやらないかなのである。21世紀は波動の高いものが天国を造って行く時代になる。世代交代である。