宇宙の中心力の活用するには
肥田先生は肉体の中心から宇宙の無限大のエネルギーを引き出せることを示してくれた。
肉体の中心、正中心から宇宙の中心、聖中心へ。すべては1つにつながっている。宇宙には無限のエネルギーが存在していることを鍛錬によって宇宙力を引き出せることができる。今、人間は人間からものを見ているが宇宙から見ると人間は取るに足らない存在である。逆に宇宙エネルギーが人間の肉体を通して現わしているだけに過ぎない。人間という現象を作っているのも宇宙であり、創世記に「人間は宇宙の塵にて人間の形が作られ、息を吹き込まれた」と示されている。
人間がいると思うから問題を起こしているのであって、肥田先生が「天寵無限」という言葉を使われる。無限とは限りが無い。無限の中には有限はないということである。人間は現象であって無限エネルギーの現われであるということになる。人間が天からエネルギーを頂くのではなく、天が人間という器を通して現わしているだけである。肥田先生が人間は神の子であり、神の器であるということがうなずける。
肥田先生もカヤ棒と云われ、肉体を蘇らせ、国士として働かれた。
形あるものはすべて中心がある。この中心は宇宙とつながるキーポイントである。
1人、1人が内の中心から宇宙のエネルギー、全知全能の力を引き出す。全ての答えは裡にあり、内なる無限なる生命エネルギーを引き出す。中心力の鍛練は1人、1人が無限大のエネルギーを引き出すことで争いのない世界を作ることができる。結果で結果を直すことはできない。原因を改めることで結果は自ずと良くなる。これに気づいたものから先に意識を変えて行く。肥田先生が今の時代に生まれていたらそのようにされたように思う。第3次世界大戦を阻止するために書かれたと云われる「宇宙倫理の書」は焼失してしまったが、何故かこのような内容ではないかと推測する。