2022年6月17日金曜日

肉体は意識の表現体


 肉体は意識の表現体

肥田式は中心力の鍛練であり、生命力の鍛練である。宇宙に生命は1つである。1つなる生命が多神を創る。すべては1つの生命の現われ。見えるものは全て見えない生命の化身である。生命は意識でもある。宇宙に意識は1つである。形あるものの中にはすべて中心がある。中心によって肉体は現象化されている。肉体には何の力もない。意識によって忠実に動くロボットである。肉体が自分ではなく、意識が自分である。
意識は見えない。見えない意識をどのようにして鍛錬するかというと肉体を使うことで意識圧を上げる。意識圧を上げることで宇宙の生命エネルギーを取り込むことができる。
生命エネルギーは無限なるエネルギーである。肉体を使って鍛錬するするという意味は意識圧を上げることで宇宙の無限なるエネルギーを引き込む。宇宙エネルギーと一体になる。
宇宙は1つなる生命体であり、肉体という現象を使って肉体に宿る意識が本来の自分に気づく。宇宙は無限生命であり、無限の中に見える有限なるものは存在しない。万象万物は全て化身である。自分は存在しない。見える自分は現象であることに気づく。目に見える肉体は最低のバイブレーションであり、肉体に宿る意識は高バイブレーションである。本当の我は見えない高バイブレーションである。
肉体を使って意識圧を高め、霊肉一体にして行くことがこの世で成すべきことになる。
昆虫たちも青虫から蝶になるように人間も芋虫の肉体から脱皮する。現象界は人間という殻を脱ぎ捨てる場所であり、それを意識によって行う場所である。