人間は完全なる宇宙生命体の中に存在する。
人間は完全なる全知全能の宇宙生命体の中にいる。万象万物は宇宙生命体の細胞体である。
人間は万物の霊長と云われ、想念力という力が与えられており、全知全能の力を使える。
全て裡に宇宙の全知全能の力が持っている。外から学ぶものはない。人間という器を使ってこの力を表現する為に現象化している。
人間は現象の形をあると見てしまい、無限の中の有限なる現象をあると信じて諸行無常の見える変化の中で生きようとする。消え行く世界をあると信じて。消え行く世界は自己保存の為に争いが生じる。現象に生きるのではなく、完全なる宇宙の無限大の生命エネルギーを肉体を通して放射させる為に人間の器は現象化されている。肉体に生きるのではない。
肥田先生も「中心の鉄扉を開かずして生涯を終わるものは米を抱いて餓死するが如し」と云われている。キリストも肉に生きるは死であると。また生きている内に成仏できなければ死んでは成仏できないと。覚者はすべて同じことを云っている。
本来の我に戻るための現象界なのである。この現象界を生きるのではなく、本来の我に気づく為の場所である。