2022年6月8日水曜日

肥田式と遠心力

 


肥田式と遠心力

日本人の使う道具は引いて使うように作られている。ノコギリも外国は押して切るが、日本人は引いて切る。包丁も刀もすべて引き切りで使う。
肥田式の時に使う抜刀の刀も切っ先の遠心力を使う。身体の上半身の遠心力を使うということは切っ先の力を遠心力という力に変え、使う所にその力を使って行く。遠心力は心の力と書く。目に見えない力を使うということである。宇宙のエネルギーを使うということである。こ゚の宇宙の無限大のエネルギーを利用する為には身体の中心バランスが整っていないと無限大のエネルギーを使うことができない。刀も身体の中心と切っ先のバランスを取る必要がある。
人間も肉体と心のバランスを取ることで見えない無料の無限大のエネルギーを使うことができる。宇宙は元々完全バランスであり、エネルギーそのものである。このエネルギーによって人間は作られている。このエネルギーを如何に中心を整え使うかだけである。この無限大のエネルギーは身体の中心バランスを取ることで引き込むことができる。刀も長い方が遠心力が使える。遠心力とは目に見えない無限のエネルギーのことである。
肥田式の型もこの遠心力を最大限に利用しながら心と肉体のバランスを取り、宇宙エネルギーを如何に引き込むのである。宇宙エネルギーによって肉体は生かされていることに気づく為の鍛練である。本当の我は無我であることに気づく鍛錬である。