2022年5月26日木曜日

空の世界と現象世界


 空の世界と現象世界

1つなる生命(神)が八百万の神を現象化させている。現象化されているものはいずれ消え行く存在である。
現象界は1つなる見えない生命が意識によって具現される世界である。「想念は実現の母」。この世は思ったことが現われる世界である。自分の中の想念がシナリオを描き、自分という器がそれを演じている。脚本家であり、俳優であるが、人間という器が自分で脚本をつくり、動いていると思っている。俳優という器にはシナリオはつくることはできない。現す媒体の器である。良いことを思えば良いことが現われ、悪いことを思えば悪いことが人間という器を通して現われている。現象界は想いのままの世界。今の自分が現象しているということは自分は人間であるという想いが人間の形を現わしているということになる。
宇宙は生命意識であり、1つなる空意識が想念によって現象化される世界。見えるものは見えない生命エネルギーが宿り、現象化している。現象化するということは波動が低いということである。見えるものは波動が低く、見えないものは波動が高い。
空生命は高バイブレーション、高バイブレーションの見えないものが波動が下がると見える形になる。
氷を温めると水になり、水を温めると水蒸気になり、見えなくなる。
人間も水子であり、意識バイブレーションを上げれば空になる。見えるものすべては空から生まれている。また空に戻る定になっている。
人間は今の姿、形を意識しているため波動を上げることができない。その為に消極な形に囚われ、生老病死の四苦の仮相の世界、又無いものをあると想う心が分離感を生み、争いの元になり闘争に明け暮れる。仮の宿、俗世から本宿に戻る為には意識圧を上げて行かなければならない。見える世界は見えないものの現われの結果の世界、見えない世界は本源本質の原因の空の世界。