肥田式は肉体を使って如何に能力を引き出すかの鍛練である。
肥田式は万芸の泉と呼ばれている。何ぜ?。心身を一体にさせることで能力を引き出す鍛錬だからです。
一般的に肉体を使う為に丈夫身体をつくるという考え方が大方である。肥田先生は中心に入れば数回で良いとまで云われている。この事からも肥田式は肉体鍛錬をし、能力を引き出す鍛錬ではないことが理解できるはずである。
肥田式は肉体の取り扱いの説明書。肉体の取説である。宇宙のエネルギーを使う取り扱い説明書のようなものである。
人間の能力は顕在意識と潜在意識と云われている意識である。この意識は2つで1つであり、見える人間の動きは潜在意識によって動かされている。
見える動かされているものだけを見るが故に潜在意識が使えないのである。
すべてが1つ。宇宙は1つ。見えるものも見えないものも同じ1つのものである
。見えるものは見えないものによって生かされていることに気づくことで小さな自分であるが大きなエネルギーが使える。
学んで能力を出すのではなく、すべて持っているものを引き出す。これが中心力であり、自分自身である。人間は肉体に能力があるのであるのではなく、宇宙のエネルギー、知恵を受ける受信機であるということである。受信機の性能を上げる為に肉体の中心を使い、宇宙の知恵、力を引き出す鍛錬である。
中心力は自然界は作用、反作用の利動力である。
人間には自らには力はない。グライダーの如く、向かい風の中にあるエネルギーを如何に捉えて行くかである。幾ら肉体を鍛えても能力を得ることはできない。肉体道具を自分だと思ってしまうと自縛する。人間という姿形はピノキオであり、エネルギーによって動かされている器であること認識することで器から能力、知恵が出てくる。知識は人の為ならずである。すべての力は中心力が肉体を通して現れてくる。肥田先生の云われる天寵無限の宇宙力である。