色心不二と墓じまい。
色即是空、空即是色、色心不二。この言葉は誰でも知っている言葉であるが、色は空であり、空は色である、色と空は1つであるという意味であるが、見えるものと見えないものは同じもの。見えないのが見えるものを現わしている。宇宙は1つなる生命体である。1つなる見えない生命が八百万のものを現わしている。宇宙は1つなる無限生命体である。無限の中に死は存在しない。見えるものの状態が変化するだけである。人間が死ぬということが本当なら宇宙は成り立たない。無限なる中に有限は存在しない。
宇宙は見えない霊界である。人間は万物の霊長と云われ、すべて霊である。見えるもの、見えないものすべて霊である。宇宙の1つなる霊のことを神、仏、天照大神と呼んでいる。
宇宙の根源のことである。この霊が様々なバイブレーションの中で様々な形態をつくり、生命活動をしている。人間は形態の変化を死と呼んでお墓を作り、亡骸を大切にしている。人間は見えない生命によって生かされている存在であり、色心不二ということは見えない生命と見える形に宿る生命は同じものであり、1つであるということであり、形が変化しているだけである。生命は死なないということになる。宇宙に生命は1つであり、宇宙が死ぬことはない。見えるものは見えないものの現われである。死なないのだからお墓は必要ないのではないか。お寺も必要がないではないか。このことが理解できたので、宗派から離れ、墓じまいをしてしまいました。宗教という字は宇宙の教えと書く。真理は1つである。様々な宗教の根源は1つでなければまちがいであるということになる。2つあるといことはどちらかが間違っているということになる。宇宙真理は1つである。1つなる神が多神を造る。八百万の神を現わしているだけに過ぎない。2つあると分離感の為に争いが起きる。争いが起きるということは間違っているということに気づかなければならない。1つなる宇宙には争いはない。