2022年10月14日金曜日

自分がいると思う心が能力を制限してしまう。


 自分がいると思う心が能力を制限してしまう。

能力を何故制限してしまうのか?
宇宙は全知全能の知恵であり、力である。
「十で神童、十五で天才、二十過ぎれば只の人」
人間は自分を持たなければ宇宙の力が使えるということである。人間は環境の中で育つ中で自我と云うものを持ってしまう。純粋な心を失って行く。現象の我には何の力がないということである。外から入れる知識から宇宙の全知全能の知恵、力は使えないということである。
中心力、力は裡から起こってくる。中の心、心は神であり、全知全能の泉は自分の裡にある。
人間という媒体は宇宙の全知全能の知恵、力を現わす為に現象化されている。
この力を使おうとする時、自我があると使えない。肥田先生は最初から無我の境地で事を進めている。
キリストが云われている。「得ようとするものは奪われる」と。すべて持っているのに外に求めようとするため、得られなくなってしまう。
肥田式の鍛練においても同じことが云える。本来の自分を信じられなければ力が使えない。
肥田式の鍛練は自分を捨てる鍛錬である。中心力が我であることを理解するための鍛練である。