2022年10月16日日曜日

日本人はお墓を作り、亡骸を大切にするのか?


 日本人はお墓を作り、亡骸を大切にするのか?

お釈迦様は亡くなる時、亡骸は焼いてガンジス川に流しなさいと云われている。
お釈迦様は宇宙即我という境地に達しておられた。
宇宙の法則を悟って居られた。見えるものは現象であり、すべては1つであるということを云われている。色即是空、空即是色、色心不二。これが宇宙真理である。この真理を理解できれば宇宙は永遠なる生命体であるということが理解できる。現象の自然界は見えないものによって見えるものは生かされている。宇宙生命は死ぬことはない。現象が変化しているだけである。
お釈迦様が道を開いてくれているのは現象を見ると生老病死の四苦に囚われ、不安、悩み、死の恐怖感に悩まされてしまう。この事をお示しになられた。キリストも同じことを云っている。仏は外にあるのではなく、自分自身が仏であり、神であることを云われている。
それではお墓も宗教もいらないのではないか。宗教と云う字は宇宙を示すと書く。宇宙法則のことである。仏、神様にすがりつくことではない。
宇宙法則がすべての現象を現わしている。見える自然界は宇宙の法則が具現化され、法則によって見える現象を現わしている。見えるものも見えないものも1つである。原因と結果は同じものである。宇宙は永遠なる生命体であり、見えるものは現象であり実在していない。見えるものをあると思う心が自分が自分で地獄に追いやっている。
人間は天国の住人である。すべての見えるものはすべて神の現われである。
見えるものはすべて神の現象であり、現象はまた見えないものに戻って行く。永遠なる神、生命体は形を持たない。形を持たない空なる神がお墓をつくることはない。