見えるものは宇宙法則の中で具現化されているだけに過ぎない。
宇宙法則は陰陽の法則であり、1つなる中性バランス、永遠なる生命バランス、これが宇宙の見えない生命体である。こ゚の生命が様々なバイブレーションによって様々な形態の中に生命が宿り、現象化している。人間も現象であり、宇宙の中に人間は存在しないのである。存在しているとすると宇宙は成り立たない。1つなる生命の中に有限なる人間は存在はすることはない。人間は実在すると勝手に思っているだけである。ないものをあると思う心が不安、悩み、恐怖を持ってしまう。本当なるもののなかでは不安、悩み、恐怖持つことはない。なくなることを知っているから不安、悩み、恐怖を持ってしまう。なくなるものをあると信じる心が造り出す。
現象の自分を捨てる時、不安、悩み、恐怖はなくなる。
本当の自分とは何か、本当の自分をこの現象界の仮の宿で探すことが生きることの意味である。空海も生きている内に成仏できなければ死んでは成仏できないと云われている。