気はバランスなり
宇宙は中性バランス。永遠なる中性バランス。
宇宙は生命であり、生命は中性バランスである。生命は霊であり、エネルギーである。エネルギーは気である。
宇宙は気エネルギーそのものである。こ゚の生命エネルギーが万象万物を造り、その中に生命が宿り、生命活動をしている。
人間は生命エネルギーによって具現された現象である。人間は現象であり、単独では生きることはできない。万象万物も同様であり、宇宙の生命エネルギーによって生かされている存在である。宇宙の万象万物はすべて宇宙生命の化身である。見える化身の中に必ず、宇宙生命が宿り、化身を動くものにしている。すべて1つなる生命が有るのみである。
人間は仮相、現象でありながら、自分が生きていると錯覚している。人間は宇宙のバランスより造られる生命エネルギーが造り主であり、結果として人間、万象万物が現象化している。
造られた人間がいるという心が肉体のバランスを崩してしまう。ないものをあると思う心が自分を縛ってしまう。宇宙は気エネルギーだけが存在している。この宇宙の気がすべての万物の宿り、生命が気が生きている。人間が生きているのではない。人間は気の現われであり、気そのものが人間の姿、形を現わしている。人間がいるのではなく、見えない気が人間という質料に宿り、動かしているに過ぎない。
人間が力を出そうとする時、何処から出ると思いますか?内なる中心から力が出てくる。中心から気エネルギーが出て肉体を動かしているのである。
中心力である。肥田式で中心力を身に付けるという云い方をするが、中心力が我であり、現わす媒体として肉体があるのである。これが肥田先生が云われる神の子、神の器ということである。すべての人間は神の子、神の器である。肥田先生は肥田式でこの中心力のことを云われている。中心力が神であり、我である。バランスが神であり、我である。人間という存在は仮相である。この世は俗世、浮世云うことである。
見える現象界は何故あるのか?
人間と云う現象をあると思う心が波動を下げた結果として造り出した仮相界である。想ったことが現われる世界が宇宙生命体である。「想念は実現の母」と云われる霊波動の世界である。