天寵無限
肉体を持つ人間は肉体を我と思っている為、力を得ようとする時、筋肉を鍛えようとする。
肥田式強健術は正中心、聖中心という字を当てている。
肥田先生の書に「天寵無限」という字がある。これは何を意味しているのか?
宇宙は無限大のエネルギーであるという意味である。無尽蔵に使っても減らないエネルギーであるということである。このエネルギーをどのようにして引き込むかということである。
肥田先生は人間は神の子であり、神の器であると云われることと肥田式強健術が聖中心道の名前を使っている意味は宇宙の力を肉体を通して受け流す鍛錬が肥田式強健術であるということである。それには宇宙と一体になり、無我になり宇宙エネルギーを取り入れる。取り入れるというのではなく、無限大の宇宙エネルギーを受け流す媒体が肉体であり、宇宙エネルギーが我であるということである。
無限大の宇宙エネルギーを引き込む意味はバイブレーションの高い波動を地上界に降ろすことであり、地上界の波動を上げることで争いを無くそうとする意図が肥田先生にあったのではないかと思う。肥田先生も万物の霊長である人間のすべき使命を感じていた。肉体を鍛錬して自分の肉体の能力を高めるためのものだけに作られた鍛錬法ではないと思う。
自我では天の力を使うことはできない。天と一体になることで初めて使うことができる。
霊肉一体で使う。それが気合である。気合、気は天であり、天と一体になる。肥田先生が最初に出された心身強健術の本の冒頭に「気合で鍛錬する」と書かれている。この意味をしっかりと受け止めなければならない。
このブログは自分の鍛練のために書いているブログである。肥田式の鍛練者の方々には参考にならないかも知れない。