宇宙の本源本質が実相であり。すべての原点である。全知全能の力、知恵、創造の原理、これが宇宙の根源である。これが実相である。
現象は様々な形態があるが、それはこの1つなる実相によって創造されたものが現象として顕れているに過ぎない。
人間も然りである。1つなる生命の現象である。姿、形には何の力もない。姿、形を顕している生命が全知全能の力であり、知恵であり、創造の原理である。現象を通して御業を成しているのは形態を創造している神であり、仏なのである。
見えるものに囚われてしまいそうになるが、現象の姿、形には一切、力はないのである。
表現するだけなのである。楽しいと思えば楽しい表現をする。悲しいと思えば悲しい表現をする。人を殺せと思えば逆らわず、忠実に表現する。それが肉体である。意識に忠実なだけなのである。意識の通りに動くだけのものである。
肉体は意識に忠実に動くロボットであり、ロボットを幾ら鍛えても成果はない。意識を鍛えることの方が大切なのである。肉体鍛錬ではなく、意識鍛錬なのです。
陰は意識によって動かされる。人間は陰であり、人間は意識によって動かされているのである。意識は1つであり、神意識があるのみである。自我意識は存在しないのである。