今いる自分が自分ではないということになる。
では何が自分なのか?
宇宙は1つなる生命体であり、1つの生命体が様々な現象を顕している。
現象だけを見ると様々な姿、形があるように見えるがその顕しているものは1つの生命である。
人間も1つなる生命が形を止って人間という姿、形を顕している。万象万物は1つなる生命の顕われなのである。それでなければ無限生命にはならない。
見えるものがあると信じていたが、本当に自分は現象を顕している無形無双の生命が我であることに気づく。これを現象界で気づくことが自分探しである。
現象界で本当に自分に帰ることができなければ本当の自分に帰ることはできない。
現象界で自分に帰ることができなければできるまで繰り返し、輪廻が繰り返される。昇天するまで。人間という生老病死の実在しない仮相に振り廻されて。生老病死は気づくために用意された教材なのである。この素晴らしい教材を使って昇天して行くのである。自分探しの教材は否定してはいけない。この教材がなければ気づかないのであるから。不完全なる教材は完全なる我に気づくための教材なのである。