宇宙は原因なき、原因。宇宙はそのままにして原因、神、仏である。人間、万象万物そのままにして神、仏なのである。
初めから一人、一人は神、仏の中にいる神、仏である。神、仏を人格的な存在と見てしまうと紐解けなくなる。神、仏とは宇宙法則のことであり、中性である。これを愛とか慈悲と云っている。仏様を飾って手を合わせることではない。
宇宙そのものが法則そのものであり、神、仏である。偶像崇拝とは神、仏は姿、形だけではなく、現象を見て起こる心、不安、悩み、外を見る意識が偶像になる。
生命、神、仏が様々な形態を現象化させている。見えるものは神の化身である。現象は顕れた像であり、変化してしまう生命の化身である。現象に神が宿り、顕している。顕しているものは実在あって、顕されているものは内なる生命を顕す為の器であり、生命を顕す為の一時的な現象であり、消え行くものである。見えるものは実在の仮相である。