2023年11月21日火曜日

2つの分離感


2つの分離感

分離感とは1つのものを2つに分けて見てしまうことである。宇宙は1つなる生命であり、1つである。
見えるものは見えないものの顕れなのであるが、見えないものが見えるものを顕していることに気づかず、見えるものだけを見てしまう。
宇宙は物質界ではなく、霊界である。霊界の中には分離はないのである。故に無限生命、普遍生命と呼ばれている。
人間も霊体なのである。万物の霊長と呼ばれている。
分離感を持ってしまうとどのようになってしまうかというと見えるものは現象であり、消えて行くものがあると思ってしまうことで、自己保存の法則が働き、対立、争いが起きてしまう。
消えて行く現象の中で争いを起こしても霊は無くなることはないが、顕しているものと顕されているものは1つなのです。2つで1つなのです。顕しているものがあるのであって、現象は同じ顕す媒体である。媒体は消えて行く存在なのである。外から見るから現象があると思ってしまう。これが見えるものだけをみる分離感。

もう1つの分離感は霊だけがあって見えるものはないのだから見てはいけないという分離感。
見えるものと見えないものは2つで1セットなのである。
見えるものは見えないものの顕れであり、2つの分離感も外から見るから起きてしまう。内から見れば分離感はなくなる。1つのものを内から見るのか、外から見るのかである。
八正道の正しく見るというのは内から見るということである。