宇宙は神であり、神は完全なるもの。人間も完全なるものの中に存在しているのである。
姿、形が現象化しているということは完全なる中に存在している証なのである。
この完全なる中に居るのに現象を見てしまう為、不完全であると思ってしまっている。
現象は神の生命エネルギーを放射する為に造られた神の顕現道具であり、これを自分と錯覚してしまう為、生老病死の四苦に悩まされてしまう。完全とは永遠という意味である。外なる現象の顕現道具は消え行く存在であり、これがあると思う心が自分を苦しめている。
宇宙は完全なる1つなる生命体である。宇宙に死は存在しないのである。不増不減。不生不滅の不変不動の中性なる生命体である。
すべて完璧の中で無形無双の生命が生きているのである。
不完全にしているのは自分自身であることに気づく。すべての真理は1つなのである。
神であり、仏陀であるということである。
お釈迦様はこの世の生老病死は迷妄であることを中道という形で示された。これが弟子たちには理解できなかった。真理は無形無双の生命バイブレーションであり、この真理は知識では理解することはできない。直感啓示で実感するしかないものであるから。