宇宙は1つなる生命体。万象万物は生命の化身。人間も宇宙生命体の化身である。1つなる生命が形態を創造し、生命活動をしている。見える形態が生きているのではなく、1つの生命体が生きている。人間という化身も1つなる生命の現象で人間の形態もすべて生命の御業が表現している。万象万物はすべて神の宮であり、働く場である。
見えるものはすべて神が御業を成している。宇宙は1つなる生命の表現媒体である。この生命の表現媒体をあると信じてしまうと生老病死の四苦に惑わされてしまう。
消え行く現象をあると思う心が自分を自分で苦しめてしまう。
現象は生命の表現媒体なのである。生命の働く道具である。これを自分と錯覚し、迷い道に自ら迷い込んでしまっている。
自分で迷い込んだものは自分で抜け出さねばならない。それが肉体離脱である。元々1つなる生命であり、我は現象ではないのである。自分は存在しない。無形無双の宇宙生命が、我である。