2024年3月4日月曜日

善悪の心はなく、善のみの心がある

 

善悪の心はなく、善のみの心がある

宇宙は1つなる生命であり、心は1つである。
1つの心のなかに善悪の心は存在しない。
宇宙は1つなる生命が多神を顕している。
1つなる生命の化身として現象化されているものをあると信じる心が善悪の心を生み出す。
現象は生命の顕われであり、1つなのであるが、現象を見てあると信じることで自ら幻想の世界を創り出す。宇宙は想念によって想念されたものはすべて具現される。良いことを想えば良いことが顕れ、悪いことを想えば悪いことが具現される。
宇宙は1つなる無限生命である。この無限生命は何かの媒体がなければ顕れることが出来ない。宇宙は1つなる全知全能の力、知恵、創造の原理であり、様々な現象を通して生命を顕している。
人間はこの現象をあると錯覚し、1つの生命体を分離させたために善悪の2元論を造ってしまった、1つのものを2つに分けてしまった為に争い、闘争の世界を造ってしまった。
現象は生命の化身であり、2つで1つなのであるが、見える現象の仮相界に身を置いて生老病死の仮相の世界。有限なる世界に生きている。仮相界は不変不動の本宿の永遠なる世界ではなく、諸行無常の変化して止まない有限なる世界である。この仮相界に入ってしまうと自己責任において本宿に戻らなければならない。