2023年10月15日日曜日

生老病死は偶像


生老病死は偶像 

宇宙は1つなる生命原理であり、1つなる生命が様々な環境に適合し、様々な形態を造り、その中に生命が宿り、生命活動をしている。
実際にあるのは生命であり、生命によって万象万物は現われている。現象は生命の化身である。
人間には自由意志が与えられている。その為、見えるものを自分と見ることも、見えないものを自分と見ることも自由選択ができる。
この自由意志を間違った方向に使ってしまった。
見えるものは生命を顕す表現媒体であり、生命の道具である。見える表現媒体を自分と錯覚し、諸行無常の現象の四苦に囚われ、現象に持て遊ばれてしまっている。
宇宙は1つなる完全なる生命体であり、無限生命であり、無限の中に有限は存在しない。
顕れているものは1つの生命体の顕れ、現象なのである。現象である人間が存在するということになると宇宙は1つなる生命ではなくなる。
人間は宇宙の現象であり。1つの現われであることが理解できれば争いはなくなる。
現状は1つなる生命が現象を顕していることが理解されず、自分生命をで自分を殺し、バーチャルのなかで、生きている。実相は見えない空の我であることに気づくための現象界である。本来の我に戻るための現象界である。生老病死は現象を認めることで起きる現象である。
人間がいると思う心がこの迷妄に惑わされてしまっているだけである。消えて行くものは実際にはないのである。無限の中に姿、形は存在しない。