生きることは苦であるとお釈迦様は云われているが、本当にそうなのだろうか?
だから現象は諸行無常だから囚われずに生きなさいと。この考え方は現象から物事を見ている。
現象は必ず顕しているものがある。必ず原因がある。現象を治そうとしても原因は治らない。
お釈迦様も色心不と云われている。原因と結果は1つであると。結果は現象であり、変化して止まない世界である。原因は普遍不動の生命が現象を顕している。
宇宙は1つなる生命、陰陽の法則の中性生命体である。こ゚の本源本質から万象万物が現象化している。宇宙生命には苦は存在しない。善があるのみである。現象を見るから善悪があると思ってしまう。これが人類の善悪の木の実である。
生老病死は現象界を認めるために発生する。問題は現象の四苦があると思っている状態から取り除くことはできない。対処療法になってしまう。
宇宙は1つなる生命体であり、完全なる永遠なる生命であるという原点から考えないと根本治療にはならない。原因から考えないと涅槃を目ざす時、挫折してしまう。