天地一体。天と地は2つで1つであり、天によって地を顕している。天は創造の父、地は現象の母である。想念は実現の母である。
父と母は2つで1つである。母の中に父が宿っている。
現象は2つで1つであり、父と母で1つであり、完全なのである。これを見えるものだけを見て、見えない造り主を見ない為に分離感が生まれてしまう。見えるものと見えないものは1つであると知れば、すべては1つであることが解れば争いはない。すべてが1つの生命の顕れであることがわかれば、人類皆兄弟となる。
この分離感が克服しなければならない問題である。
これを逆に宗教家に弱みに付け込まれ、利用されている。現象から結果から幾ら治そうとしても治らない。根本はこの分離感である。ないものをあると信じる自分の心が分離感を造る。
分離をすると不安、恐怖、悩みを持ってしまう。原点は完全なのである。不完全にしているのは他でもないっ自分自身なのである。
自分で造った罪を神様のすがって「助けて下さい」というような乞食の真似はしない方がよいと思う。自分の中に助けてくれる神がいるのだから。