2023年10月28日土曜日

空は法則なり


空は法則なり

宇宙は完全なる1つなる生命体であり、万象万物はこの生命によって存在している。現象は仮相であり、生命の化身である。宇宙生命は完全であり、被造物も完全であるから形を顕している。
顕われているものは変化して止まないがそれを顕している生命は完全なのである。
現われているものだけを見てしまうと変化して止まないものをあると思う心が現象、生老病死の四苦に囚われてしまう。宇宙は完全なる永遠なる生命体であり、この完全体の中に不完全は存在しないのである。宇宙で生きているのは生命であり、現象は生きてはいないのである。人間は現象であり、存在していないことを認めないで、現象に囚われないで生きなさいとと仏陀が云っていると思っているが、現象に囚われないで生きよということを云わないで存在しないものに囚われずに生きよと言った方が現象に悩まずに済むではないか?
これが仏教が迷妄から抜け出ない大きなネックである。
仏陀の例え話は宇宙は中性であることを云っているのであって人間を生きよと云っていない。
故に人間の肉体は乗り船と云っているではないか?
宇宙即我とも云っていますね。
宇宙は無限生命であり、人間は生命の放射媒体に過ぎないのである。
人間が生きているのではなく、生命が生きる住処が人間の形をした仏の宮なのである。
生命は法則であり、見えない空である。